「クレシェンドブルー」と書いてある扉を開くと、そこには中学生ぐらいの黒髪の、厳しい目をした少女が立っていた。
「全く…どこに行ってたんですか、プロデューサー!」
「ごめんごめん、…静香。」
最上静香。何か焦っている印象のある、うどんの大好きな少女だったはずだ。
「…いなかったらいなかったで、結構悲しいんですよ、もう…。」
そういって、彼女は紙を差し出してきた。
「それじゃあ、頑張ってください」
今度は何やら期待の目線で見られている…、解けるかなぁ?